本記事は、VitalNurseの看護師チームが監修した情報を地域の皆さま向けにわかりやすく紹介するものです。

誤嚥とは

食べ物や飲み物が食道ではなく気管に入ってしまうことを「誤嚥(ごえん)」と呼びます。高齢者は飲み込む力が低下しやすく、誤嚥が原因で肺炎を起こすリスクが高まります。家庭での食事の工夫と見守りが、予防の大きなカギになります。

食事の姿勢と環境

  • できるだけ上半身を起こし、少し前かがみの姿勢で食べる
  • あごを少し引いて飲み込む
  • ベッドで食事をとる場合は、背中を30度以上起こす
  • テレビを消し、会話を控え、食事に集中できる環境をつくる

食事の工夫

水分はむせやすいことがあるため、とろみをつけるなど調整を検討してください(とろみの使用は、かかりつけ医や歯科・嚥下外来にご相談ください)。一口量は小さく、ゆっくり食べることを心がけます。口の中に食べ物が残っていないか確認しながら、次の一口をすすめましょう。

こんなサインに注意

  • 食事中にむせる、顔を真っ赤にする
  • 食後に咳が続く、声が変わる(湿性声)
  • 食事量が減った、飲み込みに時間がかかるようになった

これらが見られたら、早めに医療機関(耳鼻咽喉科、歯科、嚥下外来など)にご相談ください。

口腔ケアも予防の一部

食後の口の中の清潔を保つことは、誤嚥性肺炎の予防につながります。毎食後の歯磨きや口腔ケアを習慣にし、定期的な歯科受診も大切です。

※一般的な健康情報です。診断・治療は医療機関へご相談ください。緊急時は119番へ。