本記事は、VitalNurseの看護師チームが監修した情報を地域の皆さま向けにわかりやすく紹介するものです。

冬の脱水は「気づきにくい」のが特徴

夏の熱中症と違い、冬の脱水は喉の渇きを感じにくいため、気づかないうちに水分が不足しがちです。とくに高齢者は、加齢によって喉の渇きを感じる感覚が鈍るほか、トイレへの移動を控えたい気持ちから水分を自重する傾向があります。暖房で室内が乾燥することも、知らず知らずのうちに水分を奪う要因になります。

1日にどれくらいの水分が必要?

食事から摂る水分を含め、1日におよそ1.2〜1.5リットルの水分が目安とされています。ただし、心臓や腎臓に持病がある方は、主治医の指示に従うことが大切です。一度に大量の水を飲むのではなく、1回コップ半杯程度をこまめに分けて飲むのが無理のない方法です。

地域でできる見守りの工夫

  • 食事のたびに一杯のお茶や汁物を用意し、自然に水分が摂れる工夫をする
  • 水筒を身近に置き、飲み残しを確認しながら声をかける
  • 尿の色が濃くなっていないか、トイレの際にそっと見守る
  • 暖房の効きすぎに注意し、適度な湿度を保つ

脱水が疑われるサイン

口の中が乾いている、ぼんやりしている、めまいやふらつきがある、尿の量が極端に少ない・色が濃い、といった様子が見られたら、早めに水分をとり、様子が改善しない場合は医療機関の受診を検討してください。

※一般的な健康情報です。診断・治療は医療機関へご相談ください。緊急時は119番へ。